【まちなかなのにナゼ!?】我が家が山小屋になった話

大開口っていいじゃない!

木製建具が入る大開口。
けっこう憧れる方も多いのではないでしょうか?

Savoye

ウチも最初から
「かっこいいよね!ゼッタイ全開口で木製建具(モクタテ)!!」って思ってました。

暖かい家は断熱が必須。

家を建てるにあたって、我が家の最重要ポイントは「寒さ対策」でした。
(当時住んでいた借家が結構築年数がたっていて、寒かったんですよねー。)

coldlife

寒すぎて家族でヒーターの前に身を寄せあってました。

暖かい家の基本は、断熱。

大きな開口部と、木製建具は、断熱の最大の敵、それもダブルコンボなんです。

最近の家は窓をなるべく小さくして、ガラスも多重化して
とにかく熱損失を下げることで、家全体の断熱性能を高めるのが主流になっています。

木製建具は、どうしても隙間が多い。
特に1枚あたりが大型になればなるほど、ちゃんと作っても歪みが出てきます。

やっぱり「冬も暖かい家」を考えたら、
木製建具の大開口は無理かなあ・・・と諦めていました。

断熱

大事なのは熱を逃がさないこと。

土地に合った家を建てたい!

半年以上かけて土地探しをして、ついに気に入った場所を見つけた時、
その気持ちは大きく揺らぎました。

sakura

そこは、目の前に広がるパノラマビュー!

「この眺めと一体化した暮らしがしたい。」

大開口は、パノラマビューのこの土地をゲットしたときに、必須条件になっちゃいました。

僕らが建築家を選ぶ際のポイントは、
このパノラマビューを活かすライフスタイルを提案してもらえるかどうかでした。

その上で、断熱にはこだわりたいとの想いから
工務店は高気密高断熱に力を入れている会社さんを選んでもらいました。

建築詳細を決めていく打合せで、工務店の社長さんがまず言ったのは
「断熱を考えるなら、アルミサッシしかありません」。

sash

ぬぅ。・・・そらそうですよねー。

そこから1ヶ月以上悩みましたが、
デザイン上、サッシを大きくできることと、全て引き込んで全開口できること、
結局この2点で選んでしまいました。・・・木製建具。

fullopen

こんなのあこがれますよねー。

冬の工事は寒かった全開口。

そんなこんながありまして、
自分たちのライフスタイルを随所に盛り込んで設計してもらった家は、着々と建築が進行。
(そんなこんなはまた別の機会で書きます)

木製建具は傷みやすいこともあって、最後の段階まで入らないことになっていました。

とはいえ、工期は真冬を挟んでいます。

つまり、最後までサッシが入らず、
大開口部分はなんとブルーシート!?で簡易的に塞いだだけの状態のまま工事が進行。

bluesheet

大工さんカワイソウ。

建築家にもよるかとは思いますが、
我が家は何度も何度も練り直してけっこう無理難題を投げたので、
現場で実際に確認しながらいっしょに打ち合わせしてつくっていく部分もありました。

ブルーシートを張っているだけでは、当然スキマだらけで吹雪が入り込む状況の中、ガタガタ震えながらの打合せです。

meeting

寒くて手もポケットから出せません(涙)

「完成すればきっとポカポカの家」

そう、心に言い聞かせながらも・・・(ホントにそんな風になるの?これ寒すぎるよ)。

僕は究極の寒がり。子どもは横で鼻水垂らしてます。
・・・今にも心が折れそうです。

それは突然、つながった。

そんな中、打合せは進んでいきました。

3回目の極寒打合せの日、最後に壁の仕上げについて決めていた時のこと。

僕「壁はできるところは全て木で仕上げてほしい」

建築家「コスト面で考えて合板でいいですよ」

大工さん「そんなのむき出しってコトだよ。普通は仕上げとかあるでしょ。規格とか印字してあるのも出るかも知らんよ」

建築家「もちろん。でも、それがまた、いい感じになるわけじゃないですか」

大工さん「本当に?そんな仕上げでいいの?」

・・・大工さん、ひとしきり腕組んで、吹雪が吹き込むブルーシートを眺めたまま。

(風がビューッ・・・)

あ−、やっぱりムリかな・・・と思ったその時、
大工さん、ふっとこっちを向いてひとこと。

「ああ、そういうことね。『山小屋』をつくれってことなんやな!」

そうそう・・・えっ? 山小屋!?

・・・そうか、これ、『山小屋』なのか。

bodyguardmovie

イメージです(笑)

昔、映画「ボディガード」を見て憧れた、あの山小屋。
「そうか、あの暮らしをしたくて、僕は家を建ててるんだ」ってやっと気がついた。

かくして、建築家に設計してもらって普通のお家だったはずの
我が家は「山小屋」になりました。

ログハウスでも、山にあるわけでもないけれど(爆)。山小屋。

そんな僕が、手探りで山小屋暮らしにチャレンジするのは、またのお話。

山小屋より、愛を込めて。

ちち

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